2020年7月5日(日)に日本と海外を含めて約200都市で実施される予定でした2020年第1回の日本語能力試験が新型コロナウイルス感染症の影響で全面中止になりました。
日本語能力試験は、日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する世界最大規模の日本語試験で、2018年の受験者数が116万8016人となりました。
新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、4月10日にベネズエラのカラカス、英国のロンドンなど4都市の試験の中止が発表されたのをはじめ、5月18日に日本国内の試験の中止が発表されました。
5月19日、日本語能力試験を主催する「国際交流基金および日本国際教育支援協会」は公式ウェブサイトで、「日本国内実施、海外実施ともに、全面中止とする」と知らせました。
主催側は、「本試験は全世界で年間100万人以上が受験する大規模試験であり、多くの受験者や関係者は長時間にわたって密閉された空間を共有することになる」と明らかにしました。
また、「このような状況の中、受験者や関係者の安全を確保しつつ、適正に試験を実施することは難しいと判断した」として試験中止の理由を説明しました。
なお、2020年第2回の日本語能力試験は、12月6日(日)に実施を予定しておりますが、情勢に応じて対応を検討し、変更が生じた場合は速やかに知らせると発表されました。
※出典
・日本語能力試験公式ウェブサイト
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